アメリカへのギャップイヤー留学のメリットとは?


ギャップイヤーは高校卒業~大学入学までの期間、もしくは大学在学中です。大学合格後すぐ入学せずに、入学日を翌年にずらし1年間の空白期間において、好きなことに挑戦したり成長に繋がることを経験することができます。また、大学在学中に空白期間を設けて休学留学する方も最近は増えております。

従来は休学扱いでした

従来日本では大学に合格すると4月に大学生になって、卒業すると4月から働くパターンが主流でした。ギャップイヤーは1年程度空白期間をわざと作り、好きなことをするものです。ギャップイヤー留学する人も多く取得するタイミングとして、高校から大学へ上がったり大学在学中に休学したり、卒業した後就職するまでの間になります。

 

日本でギャップイヤーという言葉が使われ出したのは2011年頃で、東京大学が秋入学の導入検討を発表しました。見送りとなりましたが、海外から学生が帰国して授業について批判してくれることにより教育の質の向上を期待しました。ギャップイヤー留学導入によって、教育レベルがアップすることを期待しています。

 

日本の場合ほとんどは休学扱いになるので、日本では今後広まるかどうかいろいろな意見があります。従来から休学してギャップイヤー留学したり、一人旅やダブルスクールなど自主的に行動する学生は多いです。無理に就職活動するより自分の未来を考えたり、想像していた生活を送れないかなどいろいろと考えている学生が出てくるでしょう。ギャップイヤー留学を選択する人は今後も増えていくことが予想されます。

日本の大学でもギャップイヤー留学できます

日本にはギャップイヤーを導入する大学がいくつかあり、例えば東京大学にはFly Programがあります。入学した直後に1年間特別休学期間を取得することができ、ボランティアや就業、国際交流など社会体験活動を介して自身を成長させることが目的です。

 

小樽商科大学にはギャップイヤープログラムがあり、入学する前に外国の大学などにおいて一定期間学習するチャンスを与えて支援するプログラムになります。

 

国際教養大学にはギャップイヤー入試があり、11月に選考が行われており入学日は9月1日です。4月~8月まで入学予定者として扱われるようになり、大学が求めるグローバルな知識や思考能力などを磨くためギャップイヤー活動が義務付けられています。

 

名古屋商科大学にはギャップイヤープログラムがあり、入学した直後の75日間ヨーロッパへ行き自主的な計画において単独で調査活動を実行するものです。奨学金など利用することができ、日本の大学に在籍しながらギャップイヤー留学を体験することができます。大学には気軽に相談することができるので、人生における素敵な時間を体験することが可能です。

海外ではギャップイヤー留学する人が増えています

秋田国際教養大学の場合、大学ではギャップイヤー留学を無駄にすることなく、成功させるため取り組んでいます。9月入学合格者に対して9月に入学するまで、出願した時に提出した計画などに基づいて研修活動に従事することが可能です。ギャップイヤー制度を利用することができ、活動内容として学生の自主性を尊重しつつ制限がありません。

 

名古屋商科大学や光陵女子短期大学などでは、海外での調査やボランティア活動を行うギャップイヤー留学プログラムを提供しています。帰国した後留学を希望する学生が増えており、学習意欲向上や将来計画へ成果をあげています。

 

イギリス・ケンブリッジ大学の場合、入学を1年後遅らせるギャップイヤー取得を推奨しており、アメリカの場合プリンストン大学やマサチューセッツ工科大学にて1年後入学する、ギャップイヤーの公式規約を見ることが可能です。1年遅れの入学方式や海外での自主計画による活動などを単位で認めており、日本の大学にはない試みです。

 

海外の大学では高校卒業者や専門卒業者など、将来のキャリアアップのためギャップイヤー留学を利用して、世界各地で働く経験を得ることが増えています。

専門コースを受講できます

アメリカの場合ギャップイヤーが盛んで、年々取得する人が増えています。ハーバード大学の学生の内、20%以上ギャップイヤーを取得しています。アメリカの場合たくさんのトップランクの大学がギャップイヤー留学に賛成しており、今後もギャップイヤー留学が浸透していくでしょう。

 

日本人学生におすすめのギャップイヤー留学について、語学留学や専門留学などがあげられます。海外で友達を作ったり、有意義な時間を過ごすことが可能です。大学在学中において纏まった休暇がとれるのは夏休みと春休みで、2か月間や2週間留学することができます。

 

ギャップイヤー留学を利用すると、半年間~1年間しっかりアメリカで語学力を向上することが可能です。半年間の語学留学について4か月目になると、脳の聴覚野に変化が起きることがあります。留学した後4か月目に聞き取る能力に変化が起こったり、語学が面白くなってくるでしょう。語学留学や就職にいきる専門コースなどを学ぶ学生が増えています。

 

アメリカではいろいろなプログラムがありアートや音楽、ビジネスや英語教師トレーニングなどを受けることが可能です。会計やグラフィックデザイン、プログラミングや客室乗務員などに特化したコースもあります。

アメリカのコミュニティカレッジに通うメリットとは?人気コミカレ10校も!

インターシップを利用できます

ギャップイヤー留学の場合、海外ボランティアにも利用することができます。誰かの役に立ちながらいきたコミュニケーション力を上げたい人におすすめで、社会におけるいろいろな課題について、考えるきっかけにもなります。海外ボランティアの場合語学力の向上にも繋げることができ、良い意味でそれまでの価値観などを壊されるようになったり、新しい自分自身を発見することができるでしょう。

 

海外インターンシップも経験することができ、企業の一員として勤務できる経験を得ることが可能です。インターンシップを通して企業で成果を上げることがどういうことなのか、足りないスキルが何か知ることができます。どのような仕事の時に楽しめるのかなど、就職活動する前に生き方を考える機会にもなります。

 

海外インターンシップの場合外国語で仕事することになるので、インターンシップを通して聴く話すなどの能力を大きく向上することが可能です。現地の人にコミュニケーションを図りながら働くことは生易しいものではないですが、日本では経験できないような出会いやイベントなどがあります。その経験が将来への武器になります。

 

ただし、アメリカのインターンシップは現在あまりプログラムがございません。インターンシップをご希望の方はカナダのCo-opプログラムもご検討ください。

『Co-op』プログラムを徹底解剖!働けて学べるカナダ留学!

ワーキングホリデー制度はさまざまな国で採用されています

ワーキングホリデー制度を使って、海外に行く人もいます。勉強したり旅行したり、1年間ぐらい自由な過ごし方を行うことが可能です。ワーキングホリデーのメリットとして現地においてアルバイト活動をすることができ、バイト代を稼ぐことによって滞在費を抑えることができます。

 

仕事の現場では語学力を身に付けることができ、ワーキングホリデーを利用できる国はさまざまでオーストラリアやカナダ、ニュージーランドやイギリスが対象です。英語圏以外では韓国やフランス、ドイツなどがあげられます。海外の学生には親に頼らず自費や奨学金などで賄う学生もいて、そのような学生にはギャップイヤー制度をアルバイトに使うケースも多いです。

 

しっかりお金を貯めることができ、報酬はもちろん社会経験としても価値は高いでしょう。正社員ではなくアルバイトでも店長クラスを任されたり、責任のある任されるケースも人によっては見受けられます。世界一周旅行にも利用することができ、世界各地を旅したかったり、いろいろな国の生活や文化などに触れてみたい人にとっても有意義です。ギャップイヤー中の旅行は絶好のチャンスになります。

 

ただし、アメリカにはワーキングホリデー制度がございません。ワーキングホリデーはオーストラリアが人気です。

オーストラリアのワーキングホリデー留学とは?

スキルを磨くことができます

アメリカでのギャップイヤー留学にはいろいろなメリットがあり、いろいろな人の考え方に触れることが可能です。同年代の友人はもちろん、留学中さまざまな年代の人と触れ合うチャンスがあります。年齢の他に職業や育った場所、宗教観や金銭感覚など多様な人と交流することによって、自分の考え方が狭かったりいろいろな人がいることに気付くことが可能です。

 

計画性を身につけることができ、ギャップイヤー期間中どう過ごすかは自身で決めることになります。どうやって限られた時間を過ごすかや、お金はどうやって貯めるかなど自分で決めて実行しなければなりません。大学で何をしたいか把握することが可能です。

 

ギャップイヤー留学したアメリカでの大学生活は、かなり違うものになります。学生起業をしたい人や海外就職を目指す人など、さまざまな人との出会いが待っています。就職活動では他の人と差別化することができ、計画性や論理的思考、コミュニケーション力や問題解決能力など、人事担当者がぜひとも欲しい人材としてあげているスキルを、ギャップイヤー留学中において経験次第で効率良く磨くことが可能です。

授業料の納入には注意が必要です

アメリカなどへのギャップイヤー留学にはいくつか注意すべきことがあり、卒業が遅れることになります。卒業するまでの時間が1年多くかかるケースが多いです。かなり費用がかかることもあり、在学中において休学する場合は国公立大学なら授業料がかかりません。私立大学の場合、授業料の一部について納入することになるでしょう。

 

ギャップイヤー留学やワーキングホリデーを体験する場合、資金を用意することが必要です。ギャップはすき間を意味しており、空白の隙間時間をどのような感じに作るのかや、隙間時間をどのように楽しもうかなど、ギャップイヤーは魅力的な制度です。海外では大学の多くがギャップイヤー取得を推奨しており、日本でも秋入学が可能な大学があります。1年卒業が遅れることについてとやかく言う会社は少ないです。

 

ギャップイヤー留学中に得られた経験を言語化して、うまくアピールすることができれば他との差別化を行うことができます。何の障害もない高校卒業から大学入学、就職へのレールを走るのではなく、チャレンジしてみたい人にはおすすめの制度です。海外では多くの大学で採用されています。

短期から始められます

ギャップイヤー留学中に何をするかは、人それぞれです。ギャップイヤーは日本では浪人と同じように扱われるケースがありますが、日本の浪人とは違います。浪人期間は大学合格するため勉強する期間になりますが、ギャップイヤーは進学準備のために使われることはあまりありません。

 

高校を卒業した後にギャップイヤー留学する人も多く、短期から始めることが可能です。語学留学に入学してみて、将来的には4年制大学への編入を目指すことができます。いろいろなインターナショナル・スクールを経験したり、インターンシップするため渡航する人も多いです。ギャップイヤーの間、前半の半年をアメリカで過ごし、もう半年をイギリスなどで過ごすこともできます。

 

中には東南アジアを旅行していたり、アメリカを自転車で縦断・横断する人もいます。アメリカにはいろいろな語学学校があり、短期から半年ぐらいのコースを受講することが可能です。ギャップイヤー制度を採用している日本大学も増えているので、自分のペースで海外で英語力を向上することができます。大学によっては補助金や奨学金なども利用できるので便利です。

選択肢の一つになっています

ギャップイヤーはたくさんのアメリカの大学において推奨されています。ギャップイヤー留学などを経験し入学する学生の多くは、高卒直後で入学する学生より視野が広く自立しているケースが多いです。日本では浪人ではないのに入学を遅らせることについて、肯定的な意見を持っている人が少ないでしょう。

 

アメリカではギャップイヤーに関して、成長する期間と捉えられるケースが多いです。ギャップイヤー留学のお陰で、見識を広めることができたという人がいます。働く経験なども得ることができたり、将来の進路を考える上において良いきっかけにもなります。日本では留年したり浪人をせずに効率良く学業を終了させてから、就職することが最適と思われる傾向が高いです。

 

近年東京大学などが秋入学を導入する動きがあり、他の大学でも採用しているところが増えています。ギャップイヤー制度が多くの人の選択肢の一つになっています。海外の同世代の友人と語り合ったり、一緒に学ぶ経験は学生だから経験できるものです。普通に日本で生活していて得られないような経験をすることができたり、語学力も得ることができます。

まとめ

日本の大学でもギャップイヤー制度を導入していて、半年間ほどギャップイヤーがとれるケースがあります。休学するとギャップイヤーを取ることができ、アメリカなどに留学する人が多いです。活用によって大学での過ごし方が変わったり、未来について深く考える良いきっかけになります。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問