コミュニティカレッジとは「望めば誰でも学べる」という、地域に根差した公立二年生大学のことです。アメリカのカルフォルニア州、シリコンバレーでもこうしたコミュニティカレッジが存在します。ハイテク産業の本拠地シリコンバレーで、本格的な英語と技術を学びましょう。
アメリカのコミュニティカレッジとは
アメリカのコミュニティカレッジはエリート大学とは異なり、地域住民のための学びの場として知られています。特にアメリカのコミュニティカレッジは学費が手頃であることで知られており、留学先としてもお勧めです。成人教育や生涯学習にも力を入れているカレッジは多く、さまざまな人種が通学します。日本から留学する場合は、語学学校を通じて申請をすることでTOEFL等の提示が免除されるといったメリットが適用されるので、自分の願いにマッチしたコミュニティカレッジを選ぶこと出来ます。留学サポーターやカレッジ内カウンセラーと教育プログラムを相談することも可能です。
シリコンバレーの特徴とは
アメリカのシリコンバレーはカルフォルニア州にあり、IT企業のメッカとして知られる土地です。アップルやグーグルといった最先端のIT企業が並んでおり、企業見学をすることや博物館に訪れることも出来ます。大都市サンフランシスコが近いので、生活のための買い物や娯楽に不自由しないという点も留学生が多い理由のひとつです。比較的治安が良く、都会と自然が程よくマッチした地域であることが知られています。シリコンバレーはカルフォルニア州の中でも多くの人種が在留している地域なので、留学先としても現在人気です。最寄りの空港はサンフランシスコ空港で、日本への直行便も通っています。
デアンザ&フットヒルカレッジの特徴
デアンザ&フットヒルカレッジはアメリカ・カルフォルニア州クパチーノにあるコミュニティカレッジです。このカレッジの周辺には世界的IT企業のアップルやグーグル、フェイスブックやマイクロソフトが立ち並びます。デアンザ&フットヒルカレッジの特徴は、何と言ってもそのカリキュラムの充実度の高さにあり、留学生への待遇も優れている点です。カレッジ卒業後には名門校として知られるカルフォルニア大学やスタンフォード大学に進学する学生も多く、学力の高さが伺えます。学費は1学年間8,496ドルと設定されており、提携先語学学校を通して入学申請を行うことでTOEFL等のスコア提出が免除される条件付き入学が可能です。
エバーグリーンバレーカレッジの特徴
エバーグリーンバレーカレッジは1975年に創立された由緒あるアメリカのコミュニティカレッジです。特徴はテスラ社と共同運営のプログラムを保有していることで、電気自動車メーカーの最先端の教育を受けることが出来ます。学習プログラムは幅広く、学生は20の分野で学位と証明書を取得することが可能です。一般教養はもちろんのこと、ビジネスやマネジメント、マーケティングをシリコンバレーの最先端の場で学習出来ることも魅力でしょう。学費は1学年7,010ドルで、教育計画はカレッジ内のカウンセラーと相談しながら設定することが可能です。設備が充実しており、400席の舞台芸術センターや視覚芸術センターなどを利用することが出来る大学として知られています。
フットヒルカレッジの特徴
フットヒルカレッジはシリコンバレーのロスアルトスヒルズにあるコミュニティカレッジです。ディアンザカレッジと姉妹校であり、同じ学区に位置しています。編入に対してのサポートが手厚いことで知られており、アメリカでもトップクラスの大学であるカルフォルニア大学への編入率が高いという特徴があります。名門校スタンフォード大学近くにあるので、図書館で一緒に勉強するといった体験が出来ることも魅力です。1学年間の学費は8,496ドルで、アップルやグーグルといったシリコンバレーの企業のセミナーを受講することも出来ます。留学生も多く、充実した学生生活を送ることが出来るコミュニティカレッジと言えるでしょう。
ガビランカレッジの特徴
ガビランカレッジは、カルフォルニア州ギルロイにあるコミュニティカレッジです。このコミュニティカレッジの特徴は、リベラルアーツサイエンスのプログラムに力を入れている点にあります。国際感覚と倫理意識が高く、人文科学や保健専門職への道へのサポートが充実していることも特徴です。留学生にはフルタイムで働く人も多く、学習サポートも充実しています。学費は1学年約7,000ドルで、20の異なる分野で学位と証明書を発行することが可能です。レポートの書き方や授業の補習といった基礎的なプログラムも充実しているので、コミュニティカレッジの良さをしっかりと体験することが出来ます。
ミッションカレッジの特徴
カルフォルニア州サンタクララにあるコミュニティカレッジが、ミッションカレッジです。アジア系やヒスパニック系の学生が多く、学生サービスが充実しているという特徴があります。学費は1学年で6,526ドルほどで、この他にも健康保険料や教科書代がかかることを忘れないようにしましょう。卒業後はカルフォルニア大学やスタンフォード大学に進学する学生も多く、ITテクニカル系企業へ就職する人材が多いことでも知られています。大学で提供されるサービスにはハウジングサービスがあり、1,000ドルで1日2食という嬉しいサポートを受けられるのも魅力です。「インテル博物館」など、企業の見学をすることも出来ます。
サンノゼシティカレッジの特徴
サンノゼシティカレッジは1921年に創立され、100年近い歴史があります。スポーツに力を入れているコミュニティカレッジとして知られており、多くのスポーツ選手を輩出していることで有名です。履修できる科目には建築や幼児教育のプログラムがあり、資格取得に実践的なコミュニティカレッジと言えます。学費・授業料およびその他の費用は1学年8,258ドルで、就職活動の際には積極的にインターン制度を活用することが出来ます。サンノゼシティカレッジには23の学部と専攻があり、リベラルアーツやビジネスマネジメントを最先端ビジネスの地・シリコンバレーで経験出来ることも大きな魅力です。
ウェストバレーカレッジの特徴
ウェストバレーカレッジはシリコンバレー郊外にあるコミュニティカレッジです。毎年多くの4年制大学への進学者を輩出しているコミュニティカレッジで、学習意欲の高い学生が集まることが特徴です。1学年の学費は約8,000ドルかかり、教材費・保険・通信費などが含まれます。専攻科目の数が多く、学生はかなりの数のプログラムから関心のある講義を受講することが出来ます。1クラスの人数は約20名ほどに設定されており、クオリティの高い授業を実践している点も魅力です。近くにはサンノゼ市があり、負担の少ない留学生活を送ることが出来ます。学習サポートも充実しているので、安心して卒業することが出来るでしょう。
シリコンバレーコミュニティカレッジの留学
ハイテク産業最先端の土地・シリコンバレーですが、コミュニティカレッジへの留学先としても非常におすすめの土地であることがわかります。世界中からインテリが集まる土地でもあり、自分の学習意欲が多いに刺激されることでしょう。シリコンバレー留学は、留学先に箔を付けたい」「レベルの高い知識や技術の人に会いたい」という意欲的な人に向いています。将来独立や起業を考えている人にもお勧めです。反対にのんびりとした環境を求めている人や、状況変化が苦手という人には不向きと言えます。多種多様なプログラム、人種、言語が集うシリコンバレーのコミュニティカレッジで学ぶことは、人生経験として多いに役立つことでしょう。
まとめ
シリコンバレーのコミュニティカレッジは二年生大学が多く、卒業生の進路も四年生大学への進学率が高いことがわかりました。さらに働きながら学ぶ人も多く、さまざまな人種の人に出会うことが出来るでしょう。最先端の知識と経験を求めている人にはお勧めの留学先です。