カリフォルニア大学にかかる学費をコミカレから編入した場合と比較


カリフォルニア大学などアメリカ留学を志す人にとって、大きな関心事として英語力と留学費用があげられます。一般的にアメリカの4年制大学は、学費が毎年値上がりしています。アメリカ人の学生はもちろん留学生にとっても悩ましいもので、費用のリーズナブルなコミュニティカレッジに通学した後、カリフォルニア大学に編入する人が多いです。

 

下記が、コミカレ経由の場合と、4年制大学に直接入学した場合の学費の比較表です。

コミカレ(2年間)→大学(2年間)大学(4年間)
コミカレ200万円(2年間)
カリフォルニア大学820万円(2年間)1680万円(4年間)
合計1020万円1680万円

アメリカ留学は費用が安くはないです

アメリカ留学費用について、学費や寮・食費などを合わせた金額が基本です。アメリカの大学の場合1年度は9月~翌年5月ですが、1年度に支払う費用の相場はトータルで約50,000~65,000ドル程度です。他にはおこづかいや渡航費、教材費や保険なども必要になるので、年間5,000~10,000ドル程度かかります。特に学費が高いのは、アメリカでも有名なハーバードやスタンフォード大学といった名門私立大学です。

 

なお、同じ北米で費用を抑えたい場合はぜひカナダ留学をご検討ください。

ラララ・カナダ

カリフォルニア大学の学費は私立大学より少し安いです

アメリカの州や地方自治体などの税金で運営する、州立大学やコミュニティカレッジの場合その州や地域などに住んでいる人に対して学費を安く設定します。特にコミュニティカレッジでは望めば誰でも学べることをモットーにしており、地域住民なら無料に近いような金額で利用することが可能です。

 

しかし留学生を含めて州外出身の人にとって、その州や地域の人と比較すると3~4倍の高い学費になります。カリフォルニア州名門州立大学のカリフォルニア大学では、州外出身者の学費について35,000ドルです。

 

ミシガン大学は43,500ドルになるので、都市部にある人気の高い州立大学ではほとんど私立学校並みの学費を設けていることが多いです。

入学金などは不要です

例えばカリフォルニア大学の学費や寮・食費の他にかかる留学費用として、出願料や教材費、おこづかいなどがあげられます。出願時において出願料などを支払い、だいたい30~50ドルでどんなに高くても本的に100ドルを超える大学はほとんどありません。

 

日本の大学受験では同じ大学でも違う学部を受験する場合、学部毎に受験料を支払うことになります。アメリカの大学の場合、大学単位で出願することになるので出願料は1大学につき1回で済むことが可能です。アメリカの大学には入学金はなく、初年度納入金などの発想がありません。場合によっては日本よりも費用がかからない項目もあります。

教材費も必要になります

カリフォルニア大学の教材費について、教科書や画材などがあげられます。コンピュータソフトなども含まれることがあり、1年度において1,200~1,300ドルかかるのが一般的です。

 

教科書はハードカバーで作られており、分厚いものが多く1冊につき80~100ドルくらいすることがあります。中古の教科書の場合は安くなりますが、重要なポイントについて既にアンダーラインなどが引かれていることが多いです。

 

カリフォルニア大学の学生は好んで、中古の教科書を購入しています。教科書は大学の購買部において購入することができますが、中古はオンラインで買うことが可能です。

カリフォルニア大学では医療保険が義務付けられています

アメリカの保険システムは複雑で、留学生は分かりにくいことがあります。留学した年は日本の海外旅行傷害保険など加入するのが良く、だいたい年15~20万円ぐらいです。

 

カリフォルニア大学では学生に対して、医療保険への加入を義務付けています。大学が提携する保険への加入が推奨されており、留学生の場合留学生保険などに入っていると加入を免除されるケースも多いです。

 

おこづかいの金額は学生によって異なり、田舎の大学において寮生活を送るならそれほどお金を使うことはないでしょう。平均的なおこづかいとして、200~500ドル/月が目安です。毎月の携帯電話料金は50~100ドルです。アメリカの大学生のおこづかいの平均額は年3,000ドルになります。

郊外の方がお金を使いません

カリフォルニア大学への留学費用について、学費や生活する環境、方法によって大きく異なります。学生はアパートに住むこともあり、都会的な刺激がいろいろあるのでお金を使いがちになるでしょう。アメリカは公共交通機関が整っていないエリアがあり、アパートを利用すると自動車が必要です。自動車の購入費や維持費などもかかるので、アメリカ留学において大都会にある私立大学に通学しアパートにすると費用がかかる傾向があります。

 

都会から離れた場所の大学では、寮生活を送ることが多いです。学食で3食をまかなうことができ、キャンパス内で完結するようになっています。郊外の大学において寮生活すると安全で、安上がりにもなります。

ホームステイは生活費がかさみます

アメリカ留学する際ホームステイを利用する人が多いですが、長期留学になるとホームステイは適しません。ホームステイの金額が高くなっており、月900~1,200ドルくらいです。ホストファミリーに生活を合わすことになり、不自由を感じて郊外のアパートに住むケースもあります。自動車を買ったり外で食事することになって、出費が重なることが多いです。

 

コミュニティカレッジの場合、地域に住む人を対象にしています。自宅から通学できる人が学ぶところになるので、コミュニティカレッジの中には寮がないところもあります。寮のないカレッジに留学する場合、アパートをシェアして借りている方が多いです。

コミカレ経由で編入する人が増えています

コミュニティカレッジへ留学する人は増えており、年100~150万円程度が相場ですが、中には300万円ぐらいするところもあるので注意が必要です。

 

コミュニティカレッジを利用して編入することができ、その方が費用を抑えることが可能です。カレッジにいる時に英語力を伸ばせるだけ伸ばしておくと、スムーズに編入することができます。カリフォルニア大学の費用について、1年度の学費や寮・食費などはだいたい53,000ドルです。日本円にするとだいたい660万円ぐらいになるので、かなり高額になるでしょう。まずコミュニティカレッジに入ってから4年制大学に行く方が、トータル的な金額を抑えることが可能です。

アメリカ留学するならコミュニティカレッジから大学編入がおすすめ

2年で編入できない場合も

日本での高校の成績が良く、英語力が高いので最初からカリフォルニア大学に入学できたのではないかと言われたこともあるでしょう。コミュニティカレッジに通えば2年後にカリフォルニア大学に編入することができますが、コミュニティカレッジを2年で終わらすことができない方もいらっしゃいます。

 

3年程かかる人もおり、良好な成績でないと2年で編入することはできません。カリフォルニア大学に入れないとなると、UCLAを含む系列の大学よりもレベルの低い系統の大学に編入するケースがあります。

 

コミュニティカレッジでの成績には英語力も大きく影響しますので、コミュニティカレッジへの進学前にしっかりと英語力を上げておくことも重要です。

コミュニティカレッジから大学編入失敗のよくある要因と対策

留学費用はきちんと準備しましょう

カリフォルニア大学系統の大学でも、学費や寮・食費などは年30,000ドル近くかかります。おこづかいや海外保険、夏期の費用を加えると年450万円くらいです。

 

コミュニティカレッジで3年過ごす場合、年450万円×3年で1350万円になります。成績次第では当初考えていた予算をオーバーする場合もございます。カリフォルニア大学への入学を希望している場合、予算には余裕を持っておくことをおすすめします。

 

下記がカリフォルニア大学に多く編入者を輩出しているコミュニティカレッジの一覧になりますので、コミカレからの編入をご検討されている方はぜひご覧ください。

カリフォルニア大学に多く編入しているコミュニティカレッジTOP5

まとめ

留学先が四年制大学であってもコミュニティカレッジであっても、長期にわたって勉強中心の生活を送るためには十分な予算を用意しておくことが重要です。また、カリフォルニア大学卒業までの費用を削減する方法としてコミュニティカレッジからの進学をぜひご検討ください。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

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