大学受験失敗後は、何をすればいいか分からなくなってしまったという人も多いと思います。人生の目標を失ったように感じるかもしれません。しかし、そういった逆境にある時程、新しいことにチャレンジすることで道が切り開けることもあります。
大学受験失敗した後の4つの進路とは?
大学に行くことを夢見ていたのに、不合格となると気持ちが落ち込んでしまいます。しかし、今後どうするのか気持ちをすぐに切り替えなければいけない現実に直面します。大学受験失敗後に考えられる進路としては、浪人して一年後に再び大学受験をすることや専門学校などに通う道、就職するといった選択肢があります。
大学に入学するのに年齢制限などはありませんから、いくつになってもチャレンジすることはできます。また、必ずしも大学に進学しなければならないというわけでもなく、高校を卒業した後に就職して立派に働いている人もいます。いくつか選択肢がある中で、自分にとってより良い道を選んでいきたいものです。
①浪人して大学に再受験
一年後に大学に合格することを目指す場合には、予備校などに通って勉強するのが一般的です。独学で勉強することもできますが、やはりプロに教わる方が効率的に学べるという面があります。ただし、予備校に通うための費用はかかってしまいます。
浪人すると就職の際などに不利になるのではないかと心配になるかもしれませんが、やはり高卒と大卒ではその後の収入にも影響します。日本は学歴を重視する社会なので、将来のことを考えて大学進学を目指すのは現実的な選択です。また、浪人という経験がマイナスになるわけでもありません。むしろ、人生経験が豊かになるので、精神的な強さを養うこともできます。
②専門学校に進学して専門スキルを身に付ける
大学受験失敗後には、専門学校に進学するという道もあります。福祉関係の仕事に携わりたいとか、IT技術者になりたいなど将来のビジョンがはっきりしている場合には、専門学校に通う方が専門的な知識や技術を身に付けられる場合も多いです。そのためにはまず、自分がどんな仕事に就きたいのかを明確にしておく必要があります。
興味のある分野での勉強は、モチベーションの維持にも繋がります。大学に比べると学歴は低く見られがちですが、資格を取得したりして卒業後に即戦力として働くことも可能です。専門学校では、資格試験対策に力を入れていることも多くあります。就職につながるスキルを身に付けられます。
③就職して社会人として働く
大学への進学を諦めた場合、企業などに就職して働くという選択肢もあります。予備校や専門学校に通うのにはお金がかかるので、そういう費用が無駄に感じる人もいるでしょう。就職すれば社会人として収入を得ることができます。働きながら資格の取得にチャレンジしたり、新しいスキルを身に付けるために勉強している人も多いです。
最初はアルバイトから始め、働きぶりが評価されてそのまま正社員になったという人もいます。安定的な収入があるということは安心感にもつながりますし、仕事を通して得られる経験が自信にもなります。ただし、最初から就職活動をしていた人よりは出遅れてしまうので、求人が限られてしまいます。
④海外留学というもう一つの選択肢
大学受験失敗後の進路で多いのは浪人・専門学校・就職という3つの道ですが、もう一つ海外留学という選択肢もあります。大学受験に失敗して海外留学をするというのはあまり一般的ではありませんが、自分が何をしたいのか人生を見つめ直す転機になることは間違いありません。
海外という今までとは全く異なる環境に身を置くことで、価値観や考え方が大きく変わることもあります。また、語学力も格段にアップしますから、グローバルな企業への就職を考えている人にとっては大きなプラスとなります。語学力は働く上で欠かせないものではありませんが、選択肢を広げることにもつながります。
おすすめなのはアメリカ留学
海外留学先には色々な国がありますが、その中でもアメリカは人気の高い留学先です。世界の経済や文化の中心地なので、世界中から多くの人材が集まります。そのため多様な価値観や文化に触れることができます。
また、アメリカに留学すれば、世界のどこででも通じる英語を身に付けられるというメリットもあります。一口に英語といっても地域によって大きく違います。アメリカ英語は世界的に話されている標準的な英語なので、語学力という点では大きなメリットになります。
それからアメリカには大学やコミュニティカレッジが豊富にあり、選択肢が多いの特徴です。自分にあった大学やコミュニティカレッジが見つかるでしょう。
アメリカは教育水準が高い
毎年、イギリスの大学評価機関が出している世界の大学ランキングでは、アメリカの多くの大学がランクインしています。その数は2021年だと37校にも上ります。日本の大学でランクインしたのは、たった2つしかありません。東京大学と京都大学の2校になります。それを考えても、アメリカの教育水準は非常に高いといえるでしょう。
ですからアメリカの大学を卒業するということは、日本の大学を卒業するというよりも学歴が高くなる可能性が高いです。日本の大学に通うよりも、世界的に見れば高く評価されるのです。アメリカで生活すれば自然に英語力も備わりますので、就職活動の際に有利に働きます。
大学受験失敗後にアメリカ留学するには?
アメリカの大学やコミュニティカレッジに通うには、やはりある程度の語学力は必要になります。せっかく大学やコミュニティカレッジに通っても、何を言っているのかよく分からないというのでは勉強についていけません。周りとのコミュニケーションもとれないでしょう。また、アメリカでは積極的に発言することが求められます。
その場合には語学学校に通い、英語力を身に付けることから始めましょう。英語を学んでいても、英会話の経験は少ないということも多いです。英会話は話す経験が重要なので、積極的に会話することが非常に重要になります。語学学校には他の国から来た学生も多いので、友達も作りやすくなります。
大学かコミュニティカレッジか
アメリカには、一般的な4年制の大学とコミュニティカレッジと呼ばれる2年制の大学があります。コミュニティカレッジは公立の2年制大学で、元々は地域の住民のために作られました。全ての人に門戸を開くという理念があります。そのため学費が安く設定されていて、入学も比較的容易です。
4年制大学の費用は年々高くなっていて、留学生にとっても大きな壁になっているのです。そこでコミュニティカレッジが注目されています。コミュニティカレッジを卒業した後に、4年制の大学に編入するという人も多いです。コミュニティカレッジで2年間学べば、4年制の大学の3年生として編入することができます。
アメリカ留学に向いている人はどんな人?
アメリカ留学に向いている人は、やはり積極性がある人です。アメリカでは自分から発言しないと、勉強する意欲がないと低く評価されてしまいます。日本人の控えめな態度や謙虚さは通用しません。もちろん、どちらかというと消極的なタイプだけれど、積極性を身に付けたいと思っている人にもアメリカ留学はおすすめです。
自分を上手にアピールする方法を身に付けられますし、議論を深めてもいけるようになります。また、こういう仕事がしたいなど明確なビジョンを持っている方が、勉強のモチベーションを高められます。目標がはっきりしている方が頑張れるものです。ただ何となく留学した場合だとすぐに辞めたくなってしまいます。
まとめ
大学受験に失敗してしまった場合には、アメリカ留学という選択肢があります。世界に通用する英語力を身に付けられたり、経験値を高めることができます。アメリカには、学費が安くて留学生も入学しやすいコミュニティカレッジもあります。