アメリカ留学をして勉強してみたいという人は多く、コミュニティカレッジを利用する人がいます。中にはいろいろな理由で大学編入失敗する人もいるでしょう。語学力の壁を感じたり、ホームシックになるなど理由はさまざまです。大学編入失敗によくある要因や注意点などについてご紹介します。
目次
コミカレは日本でいう専門学校
アメリカにはいろいろなコミュニティカレッジがあり、これは日本での短期大学や専門学校などの高等教育機関になります。周辺で暮らす人がアカデミックな学習の基礎や就職するため、基本的な知識を学ぶ学校です。
比較的リーズナブルな費用で学ぶことができたり、大学を目指したり編入したい学生にとって基礎教養になる2年分をカレッジで身に付けることができます。
ビジネスなどさまざまな業種別の知識を学ぶことができ、ホスピタリティやツーリズム、航空業などいろいろなプログラムがコミュニティカレッジ毎にあります。1学期で修了する修了証プログラムや2年間で取得する準学士号など、さまざまなコースを選択することが可能です。
授業料を抑えることができます
進学するなら4年制大学に進めば良いのではと思う人もいるでしょう。海外の4年制大学に通う場合、高額な授業料を支払うことになります。例えばカリフォルニア大学のロサンゼルス校では、1年間必要とされる費用は約600万円です。単純計算すると4年間で約2,400万円になり、誰でも選べる進学方法ではないでしょう。
コミュニティカレッジの場合、基礎教養を学ぶことができ最初2年間で学ぶ科目や単位などを取得すると、費用が抑えることが可能です。UCLAへの編入する学生が多いサンタモニカカレッジについて、1年間通う場合は約300万円と半額で済みます。コミュニティカレッジを2年在籍し、4年制大学の2年在籍するとかなり節約することが可能です。
入学しやすい特徴があります
コミュ二ティカレッジにはいろいろなメリットがあり、入学のしやすさがあげられます。4年制大学に進学する場合、高い英語力や成績平均点にプラスして、英語で受験するテストのスコアも必要です。学校長の推薦状には自身のアピールポイントが記載された英文エッセイもいるでしょう。日本の受験英語を勉強している場合、TOEFLiBT80以上になるのは難しいです。5教科はもちろん音楽など全教科の平均点を吟味されるようになり、エッセイもポイントです。
コミュニティカレッジなら、入学できる可能性は高まります。入学要件として高校を卒業していたり、英語力があることなどが条件です。日本人留学生の多くがコミュニティカレッジを選んでいます。学校によっては英語要件がない場合がありますし、英語要件が厳しい学校でもTOEFL60点程度と大学に比べると低いです。
大学編入失敗理由①コミカレで人種差別され挫折
せっかくコミュニティカレッジに入学しても、大学編入失敗する人は多いです。いろいろな理由がありますが、例えば人種面の挫折があげられます。日本にいる間は感じることがない人種間の違和感は大きく、移民大国のアメリカですがまだまだ根強く人種差別が残っているエリアがあります。
アメリカ人はフレンドリーで親切な人が多いですが、コミュニティ意識が強く部外者や少数派などに対して時にはシビアな態度を取るでしょう。プロジェクトなど一緒に作業する場合、露骨に無視されるケースも多いです。
ショップ店員の中にも人種によって尊大な態度をとる人もいて、居心地の悪い感じを体験するかもしれません。日本人にとって強烈な体験になり、ナイーブな人なら疎外感を感じたり傷つくこともあります。
大学編入失敗理由②英語力の伸び悩み
大学編入失敗の理由として、語学面の挫折があげられます。アメリカ留学における大きな壁は英語力になるでしょう。英語力はアメリカ人学生と同じ発音やアクセントなどになるので、難しいかもしれません。会話や発言、生活などに支障のないぐらいの英語力にはなるでしょう。
しかし頭で分かっていても、自分が思ったようなスムーズなコミュニケーションを図れるとは限りません。きちんと発言したつもりでも、少し笑われたりあまり理解してもらえないケースも最初の頃は多いです。このようなもやもやした場面に直面すると、ジレンマから英会話への劣等感を感じることになり、すべてに対して劣等感を持つのに繋がる可能性があります。
大学編入失敗理由③慣れない留学生活でメンタル不調に
精神面の挫折も大学編入失敗の要因になります。日本でも見知らぬ土地に引越しすると、誰でも精神的な負担が大きいものです。自分からアメリカ留学を希望したとはいえ、英語面でのハンディがあるような環境で、独りで生活しなければならないのは精神的にかなりハードでしょう。
まだ信頼できるような人がいない状況では、心理学的に精神的にもバランスを崩しやすくなったり、何か失敗するようなことがあればこの時点でかなり挫折を受けることも多いです。アメリカ留学したばかりの時期では、小さなことでも挫折感を感じやすくなっています。中には健康状態も崩してしまう人もいるので注意が必要です。
大学編入失敗理由④有名なコミカレに入ったことで安心してしまう
アメリカのコミュニティカレッジを選択する場合、編入率の高さを基準として選らばないようにします。例えばカリフォルニア大学のロサンゼルス校へ編入がしたい理由から、サンタモニカカレッジを選択する場合、勉強をがんばって編入するため出願をする人がいます。まったく同じ成績で他のコミュニティカレッジからの留学生がいる場合、サンタモニカカレッジに通学しているからといって審査に優先されることはないです。
同じ州内からの出願なら、審査については平等に行われるようになります。コミュニティカレッジを選択する場合環境や規模、提供コースが希望にそっているかなど、さまざまな情報から選択することをおすすめします。
あくまで個人の頑張りが評価されるため、どこのコミュニティカレッジを卒業したかは合否には関係ありません。
対策①コミカレ入学前に英語力をアップさせておく
コミュニティカレッジに進学すると、英語コースから抜けないこともあります。入学に求められる条件として、高校卒業資格や18歳以上がありますが学校が定める英語力も必要です。カレッジによって英語力なしでも入学でいますが、これはアメリカ留学生にとって甘い罠と言えるでしょう。
現地で英語を学べばいいと思っていて、語学勉強していてもなかなか英語コースが終わらないこともあります。人によって半年や1年かかったり、1年半かかって英語コースを終了する人もあります。
英語コースから抜け出すことができず、アメリカ留学費用がオーバーし途中で帰国するような人もいるでしょう。留学を選ぶ場合出発する前に英語力をどれだけアップできるかや、必要となる費用について事前準備が必要です。
対策②コミカレの授業が甘くないことを理解し真面目に取り組む
アメリカ留学しても、必ずしも4年間で卒業することはできません。コミュニティカレッジの大学編入コースは2年間で完了するプログラムですが、これは単位を2年間ですべて修了できた場合になります。
コミュニティカレッジや大学で単位を取得するのは、決して簡単ではありません。積極的に講義に参加したり、レポートはきちんと提出することは最低限必要です。ディスカッションやプレゼンテーションなどが行われる場合、資料を徹夜で作成することもあるでしょう。
日本の大学では講義は受け身になっており、学期末のテストをクリアすると単位をもらうことが可能です。アメリカでは進学する場合、決して甘くないことを理解しなければなりません。
まとめ
アメリカ留学することは、精神的に身体的に辛いものがあります。大学編入失敗例として精神的な挫折や体調を崩したり、留学を続けられなくなる人も多いです。そのような場合日本の家族から精神的なサポートは重要で、いろいろな挫折を回避することができるでしょう。コミュニティカレッジから編入したいなら、日本にいる頃から英語力をアップしたり、費用の準備が必要になります。
なお、以下の記事でコミュニティカレッジから大学に編入する方法をまとめております。大学編入は決して簡単ではありませんが、きちんと取り組めば可能ですのでぜひご覧ください。