アメリカには多数の大学付属語学学校があり、留学生に英語プログラムを提供しています。大学付属語学学校に通う場合、プログラムや学習環境などの点で、私立の語学学校とは異なる留学経験が得られます。大学付属語学学校は、大学入学準備を目的としたコースが構成されていることが多く、学術的なトピックやリーディング、ライティングに焦点を当てる授業内容となっているのが特徴です。今回は、アメリカの大学付属語学学校に通うメリットとデメリットについて解説します。
大学付属語学学校の3つのメリット
①大学の施設を使える!
大学付属語学学校に通うメリットは、大学の施設を利用できることです。大学付属語学学校の授業はキャンパス内で行われるため、現地の大学生と同じように大学施設を使用できる場合が多く、私立語学学校に通う場合中々経験できないメリットです。大学の図書館で課題にしたり、ジムで運動したりなど、授業外の生活の幅が広がります。
②大学進学コースもある!
大学付属語学学校の語学コースを修了すると、そのまま大学進学に繋げられるのもメリットです。一般的に大学進学コースでは一定の英語レベルに到達すると、TOEFLなどの英語能力試験のスコアなしで大学に進学できます。提携しているコミュニティカレッジや他の大学へのパスウェイを提供している学校もあります。
③単位認定留学として日本の大学に認められる!
大学付属語学学校で履修した単位は日本の大学で認められる場合もあります。大学にもよりますが、アメリカの大学と日本の大学が協定校や提携校同士だった場合、高い確率で留学中に履修した単位が認められ、留学中の成果が日本の大学に反映されます。全ての大学で適用されるわけではないため、留学前に単位移行が可能かどうか確認しておくことが大切です。
大学付属語学学校の2つのデメリット
①費用が高い
アメリカの大学付属語学学校に通う場合、学費や生活費など留学費用が高いのがデメリットとして挙げられます。私立語学学校のように数週間の短期で留学できるケースは少なく、大学付属語学学校の場合最低でも一学期は留学する必要があるため、事前に十分な費用を用意しておく必要があります。費用を抑えるには、事前のリサーチと節約を意識した生活をすることが大事です。
②英語の教え方は私立語学学校の方が上手い
大学付属語学学校は、私立語学学校より英語の教え方の点で劣っていると考える人も多いです。その理由は、私立語学学校は留学生のため英語教育を専門的に行なっており、大学付属の場合、大学進学準備に特化した授業構成になっている場合が多いからです。特にスピーキングや会話力に関しては、私立の方がコースの幅も広く教え方が上手い傾向があります。
まとめ
アメリカの大学付属語学学校の優れている点や私立語学学校との違いをご紹介しました。大学進学など自分の目的に合わせて、大学付属語学学校に留学するか検討してみてください。