サンディエゴ留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド


アメリカ西海岸の大都市であるサンディエゴは、日本人から人気な留学先の1つです。気候、文化、日本からのアクセス、食や交通、アクティビティなど様々な面で魅力を持つサンディエゴは、多様な語学学校とコミュニティカレッジが揃っています。こちらの記事では、そんな魅力的なサンディエゴ留学について、街の概要、年間費用、メリット、デメリット、おすすめの語学学校とコミュニティカレッジなどについて詳しくご紹介します。

サンディエゴの概要

サンディエゴはカリフォルニア州の南に位置する郡かつ都市であり、アメリカで8番目に大きな都市です。サンディエゴ郡には約334万人、サンディエゴ市としては約142万人が住んでいます。日本からは成田空港から週7便の直行便が出ているため、アクセスが良いのも特徴です。直行便の飛行時間は約10時間から11時間半程です。また、西海岸の他の都市を経由してアクセスすることもできます。
サンディエゴの人口比率は、白人が約47%、ヒスパニック・ラテン系が約33%、アジア系が約10%、アフリカ系アメリカ人が約5%、インディアンやハワイアンなどの先住民が約1%、その他約5%となっています。アメリカの他の地域と比べるとヒスパニック系が多く住んでおり、メキシコが近いということもあり、スペイン語を話す人が多くいます。

サンディエゴ留学の5つのメリット

メリット①年間を通して温暖で雨が少ない気候!

サンディエゴの気候は年間を通して温暖のため、とても過ごしやすい都市として人気があります。年間の最低気温は8度から18度の間で、最高気温は18度から25度ほどとなっています。また、サンディエゴは日照時間が日本より多く、雨が少ないのも特徴です。実際に、年間で雨が降る日は40日ほどとなっています。特に4月から10月の間が降水確率が一番低く、自然アクティビティなども踏まえると一番過ごしやすいシーズンです。一年を通して温暖で、夏の平均最高気温は25度程で冬でも日中は20度前後あるため、とても過ごしやすいのが嬉しいポイントです。

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メリット②生活費が低めの大都市!

アメリカ留学は高費用な印象がありますが、サンディエゴ留学はアメリカの大都市ロサンゼルスやニューヨークと比べると比較的費用を抑えることができるのもメリットです。カリフォルニア州は全米でも物価が高いことで知られていますが、サンディエゴはロサンゼルスやサンフランシスコなど他のカリフォルニアの大都市よりも、生活費が11%から13%程安く、特に食費や家賃に違いが出ます。サンディエゴは、大都市という便利な環境下でできるだけ節約をしたい人には最適な場所であり、自炊をするなど生活の仕方次第で費用を抑えることができます。

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メリット③メキシコ文化やスペイン語を感じられる街!

サンディエゴはアメリカでも大都市の1つなので、国際式豊かな人種や文化、宗教が存在します。サンディエゴは元々スペインやメキシコ領であった歴史があるため、特にメキシコ文化やスペイン語を身近に感じることができます。メキシコ風の建築物も多く、スペイン語表記もたくさんあります。メキシコ料理店が豊富にあり、メキシコに関わるイベントが開催されるため、留学中にアメリカだけでなくメキシコ文化に触れることができます。スペイン語を話す人が多いため、そのような人たちと出会い、英語力を鍛えながら同時にスペイン語を学ぶことも可能です。

メリット④自然や観光など楽しみ方が豊富!

サンディエゴは、多様な娯楽の機会に恵まれているのも大きなメリットです。楽しみ方は人それぞれですが、ダウンタウンや都会のエリアでショッピングやカフェ巡り、美術館や芸術的な建築を満喫することも1つの楽しみ方です。自然に触れたい人は、ビーチや公園に行ってゆったりと時間を過ごしたり、自然アクティビティに参加することもできます。観光を思い切り楽しみたいという人は、ハリウッド映画のロストワールドやトップガンの舞台に足を運べ、動物園やレゴランドなどで休日を楽しむことができます。サンディエゴは、都会と自然を両方満喫できる魅力的な留学先です。

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メリット⑤移動しやすい街!

サンディエゴは、街の広さとしては規模が小さいため、移動が他の地域と比べて楽にできます。ショッピングモールやレストランなどは中心地に集まっており、電車が通っているため公共交通機関を利用して移動できます。ダウンタウンエリアの語学学校に通う際は、電車を利用して通学中から放課後の娯楽まで、移動に便利な生活ができます。サンディエゴ国際空港からダウンタウンまで10分ほどでアクセスできるのも魅力です。アメリカは車社会と言いますが、車がなくても市内を動き回れるため、車なしの留学生活を実現できます。

サンディエゴ留学の3つのデメリット

デメリット①四季を感じられない気候!

サンディエゴは、一年を通して温暖な気候なため、気候の変化を楽しみたい人は物足りなさを感じるかもしれません。雨が降る日も少ないため、基本的晴れで暖かい天気が一年の多くを占めています。そのため四季の変化を感じづらく、季節の変化を楽しめる日本で生まれ育った人は、違和感を感じる可能性があります。サンディエゴには一応四季はありますが、はっきりと変化しないため、基本的に夏と冬に分けられます。気温や天気の変化が著しくないため、服装の変化も激しくなくその点便利ですが、季節のファッション変化やイベントを楽しみたい人は、四季を感じられる地域に留学した方が満足できる可能性があります。

デメリット②日差しが強いため日焼け対策が必要!

サンディエゴは、一年のほとんどが晴れているため、日差しを感じる日が多くなるのも自然なことです。日本のように湿気が強くないため、空気が乾燥していると感じる人もおり、中には環境変化や肌に敏感な人は、乾燥と日差しの影響で肌に変化を感じる人もいます。特に紫外線を毎日浴びることで、肌に影響が出たり、精神的なストレスを感じることもあります。これらの問題を回避するには、日焼け止めを定期的に塗ることや、日焼けをしすぎないように肌を守る意識が必要です。留学生活の中で環境の変化には慣れる人が多いですが、スキンケアを意識することで健康的に生活できます。

デメリット③日本人が多い!

サンディエゴは、在住日本人、日本人留学生共に多いアメリカの都市の1つです。西海岸というアクセスの良さもあり、現地には日本人がたくさん住んでいるエリアもあります。そのため日本食レストランや日本食スーパーなどがあり便利な面もありますが、日本人コミュニティに留まってしまう留学生も中にはいます。日本人同士で仲良くなることは悪いことではないですが、いつも日本語で話し日本の文化に触れていたら、アメリカの文化や英語を学ぶ機会が少なくなってしまいます。せっかくアメリカに留学したのに英語力が全然伸びなかったということにもなりかねませんので、自分で問題解決する力を身につけ、日本の誘惑に流されないように意識することが大切です。

サンディエゴ留学の費用目安(1年間)

学費+滞在費+生活費

語学留学:400~900万円/年

コミュニティカレッジ:350~750万円/年

サンディエゴに留学する際にかかる費用は、円ドルのレートや語学留学と大学留学で変わってきますが、目安としては年間約430万円から900万円です。

授業料

語学留学の場合、学費がシーズンや期間で異なることもありますが、一年間で約180万円から240万円ほどかかります。大学(コミュニティカレッジ)に進学する場合は、学校や年間に履修する単位数にもよりますが、年間134万円前後かかります。

滞在費

滞在費は、ホームステイや寮、シェアハウスなどで金額が変わりますが、人気のホームステイで120万円から240万円、寮で100万円から360万円、シェアハウスで100万円から180万円程かかります。また治安や中心地へのアクセスの良さなどによっても滞在費は変わってきます。

生活費

他にも現地生活費は120万円から240万円程、海外旅行保険費用は18万円から24万円程かかかります。その他の留学費用で、航空券代が約9万円から12万円、入学金や空港送迎費、教科書代などの出費で3万円から5万円程かかります。

サンディエゴでおすすめの語学学校3選

①LSI サンディエゴ校


LSIは、グローバル展開する実績と経験を持つ語学学校です。こちらの学校は50年以上の英語教育の歴史を持ち、短期留学、長期留学どちらにも対応しています。一般英語コースはもちろん、T O E F L試験対策やケンブリッジ検定受験コースに加えて、ジュニアコースや社会人向けのコースを展開するなど、様々な人たちのニーズに応えるプログラムを用意しています。L S I
サンディエゴ校は、サンディエゴの中心地のビルの中に学校があるため、交通アクセスも良く、なんと海岸へも歩いていける距離にあります。そのため、留学中に中心エリアで買い物や食事を楽しんだり、気軽にビーチに遊びに行けます。学校内には無料Wi-Fiはコンピューター室があり、英語を学習するために利用できます。

LSI(ニューヨーク校)

②UCSD付属語学学校


カリフォルニアの名門大学の1つでもあるカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)附属の語学コースも、英語を効果的に学べるためおすすめです。こちらの大学は、理系学部が高く評価されており全米5位にランクインしているため、学力レベルの高い生徒が集まる学校です。大学の規模が大きく、生徒数は約40000人、東京ドーム約100個分の敷地面積を持っています。高級住宅エリアに大学があるためサンディエゴの中でも治安がとても良く、病院が校内にあるなど、安心して過ごせる環境が整っています。人気のConversation and Fluencyコースの他にもT E F LコースやI Tコース、ビジネスコースなど様々なプログラムがあり、現地の大学生から英語を教えてもらう機会を得ることもできます。

UCSD付属語学学校(カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンション)

③CELサンディエゴ校


C E L サンディエゴ校も、おすすめの語学学校の1つです。こちらの学校は、サンディエゴのダウタウンとパシフィックビーチに校舎があり、一クラス10人程の少人数制授業を展開しています。校長先生がドイツ人ということもあり、ヨーロッパの学生が多いのも大きな特徴です。アジア人比率が他の語学学校よりも低いため、留学中はより国際式豊かな環境で勉強ができます。週20レッスンのインテンシブコース、週24レッスンのインテンシブプラスコース、週30レッスンのスーパーインテンシブコースの3つの英語コースを提供しています。他にも、T O E F L対策やプライベートレッスン、カレッジパスウェイプログラム、インターンシップなど多様なオプションが魅力です。

CELサンディエゴ(カレッジ オブ イングリッシュ ランゲージ サンディエゴ)

サンディエゴでおすすめのコミュニティカレッジ2選

①Grossmont College


Grossmont Collegeは、サンディエゴ市外のエルカホンにあるコミュニティカレッジで、ダウンラウンまで車で約20分の場所にキャンパスがあります。ビーチまでも車で25分ほどでアクセスできます。キャンパス周辺には、スーパーや銀行、郵便局、レストランが揃っているため、留学中は徒歩で必要なものを手に入れられます。また、バスと路面電車を利用してダウンタウンに行くこともできるため、車が必要不可欠な環境ではありません。コミカレ卒業後の大学編入のパスウェイがあり、U C S DやS D S Uに編入する生徒が多いです。留学生用オフィスがあるため、アカデミックカウンセリングやサポートが充実しているのもポイントです。

Grossmont College(グロスモントカレッジ)

②San Diego Mesa College


San Diego Mesa Collegeは、サンディエゴ市の住みやすいエリアにあるコミュニティカレッジです。キャンパス周辺には日常生活をする上で必要なものが手に入るスーパーや薬局があり、日本食も揃えることができます。こちらの学校はアカデミックサポートや編入システムが構築されており、エッセイや書類の添削、授業履修スケジュールなどを計画してくれます。大学編入を実現する生徒が多く、州内に限らずテキサス州など州外の大学への編入も可能です。課外活動やクラブ活動の機会も豊富で、勉強だけでなく現地の人と交流したり、文化を学ぶために活用できます。日本人留学生が少ないため、英語力を効果的に伸ばしやすい環境なのも魅力です。

San Diego Mesa College(サンディエゴ・メサ・カレッジ)

まとめ

サンディエゴは、文化、言語、観光、自然など様々な魅力が詰まった街です。サンディエゴを留学先として選ぶメリットと知っておきたいデメリット、平均的な費用、おすすめの語学学校とコミカレなど、今回ご紹介した情報をサンディエゴ留学の準備に是非活用してみてください。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

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