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コミュニティカレッジの入学要件はTOEFL45点以上が目安。


英語に自信がない方がアメリカ留学する際において、コミュニティカレッジは強い味方です。ここではサーティフィケートとリベラルアーツコースの違いや、英語力が低い場合の選択肢について学んでいきます。この他入学時期や入学準備を始める目安、代表的な3校などアメリカ留学の参考になる情報を解説します。

サーティフィケートとリベラルアーツの違い

アメリカ留学を志すにあたって、サーティフィケート(短期留学)とリベラルアーツ(いわゆるコミカレ留学)の違いを学んでおきましょう。この2つで入学要件も大きく異なります。

 

正規入学とは異なる門戸にあたる、社会人対象のプログラムがサーティフィケートです。将来に直結するクラスを専攻して、必要な単位を取得するという仕組みです。取得した際に与えられる修了証をサーティフィケートと呼び、専門分野における知識・技能を増やして修了証という形でキャリアアップへの足がかりになるのがこのサーティフィケート・プログラムです。

 

一方でリベラルアーツ・プログラムは、日本語で教養と訳される通り中世ヨーロッパの大学で取得すべき分野である、自由七科が主体となります。言語学における文法と修辞学・論理学、自然科学分野の算術・幾何学、天文・音楽の7つです。

 

現代におけるリベラルアーツ・プログラムは、細かく専門分野を決めずにリーダー・キーマンとしての基盤となる自然科学や人文学、芸術など多岐の分野を通して幅広い教育を身につける教育です。

 

サーティフィケートは特定の分野に直結する教育を、リベラルアーツではさまざまな職種・業界で活躍できうる高い教養のための教育を施すといった違いがあります。アメリカ留学・コミュニティカレッジを目指すなら、この違いを把握しておくことが大切です。

シアトルセントラルカレッジの入学条件


ここからはアメリカ留学において代表的なコミュニティカレッジ3校に絞って、それぞれの入学要件を見ていきましょう。アメリカ全土に1,200校以上あるコミュニティカレッジの中でも、TIME誌のベストイヤーに選定されたこともあるのが、シアトルセントラルカレッジです。

 

ワシントン州の最大の都市であるシアトル内にあり、70ヶ国以上もの国からアメリカ留学生が集まる学校です。留学生の受け入れ数は全米第6位となっておりアメリカ内でも多様な文化を持つコミュニティカレッジとして知られています。

 

多彩なプログラムが持ち味であり、大学編入から準学士号・学士号に加えて高校卒業資格取得のためのプログラムなど幅広く提供しています。職業訓練プログラムも用意されていて、卒業後の進路にも富んでいる大学です。

 

カレッジコースへの直接入学であればTOEFLのiBTが64、IELTSは6.0が入学条件として必要です。

 

短期サーティフィケートであればTOEFLは56でIELTSは5.5、英検2級Aが入学条件となります。

 

なお付属語学学校の一般英語コース、レベル1〜3を受講するのであれば英語スコアは不要となり日本の学校の卒業証明書および成績証明書で入学条件を満たします。

Seattle Central College

サンタモニカカレッジの入学条件


ロサンゼルスに位置しているサンタモニカカレッジは、州立2年制のコミュニティカレッジです。1929年に設立された歴史ある学校であり、約34,000人もの学生が在籍する大規模な学校です。カリフォルニア州には112校ものコミュニティカレッジがありますが、中でも編入数が最も大きいとして人気があります。

 

100ヶ国からなる海外からのアメリカ留学生も在籍し、UCLAへの編入者数はトップを誇ります。なおカリフォルニア州・4年制大学への編入者数は、過去15年間にわたって最大数を誇る優秀な学校です。

 

学内のクラブ数は50種類以上にもおよび、交通の便が良くサンタモニカの市街地にも近いため最高のロケーションとしてアメリカ留学生にも、国内の学生にも人気があるコミュニティカレッジです。最大規模を誇る敷地面積、150校もの大学と開催するカレッジフェアなど魅力はたくさんあります。

 

出願の際の入学条件として挙げられるのはTOEFLのiBTが45、IELTSは5.0です。加えて、英検2級Aに至る語学力が入学条件として必要となります。

 

英語力がない場合であっても、サンタモニカカレッジ近隣にある語学学校を利用することで入学条件を満たすという方法もあります。

サンタモニカカレッジ

デ・アンザカレッジの入学条件


アメリカ留学における人気スポットとして、シリコンバレーは外せません。カリフォルニア州はサンフランシスコ、南部に位置しているエリアにおいて多くの新興企業およびIT系の世界的な企業が密集する地域であり、教育・学問の集約地とも言えるスポットです。

 

サンフランシスコから南下して、サンノゼまで続くシリコンバレーの中で一際アメリカ留学生に人気なのがデ・アンザカレッジです。

 

1967年に設立された2年制の公立大学であり、近隣のフットヒルカレッジとは姉妹校となります。人気の理由はシリコンバレーだけでなく、カリフォルニア大学バークレー校への編入率の高さも一因です。カリフォルニア大学は4年制である上に、ビジネス分野に強い大学です。

 

メインのコースに直接入学する場合はTOEFLのiBTは61、IELTSは6.0が入学条件として必要となります。

 

なお語学力に不安がある場合は、デ・アンザカレッジが夏休みに提供する英語プログラムを利用すれば良いでしょう。この英語プログラムを修了することで、9月からの秋学期からの入学条件を満たします。英語プログラム自体に参加するのはTOEFLのiBTが52、IELTSは5.0以上であれば参加可能です。

De Anza College / Foothill College

英語力が低い場合は英語要件不要のカレッジに入学することもできるがデメリットも

英語が苦手な方がアメリカ留学の際に強い味方となるのが、入学時の条件にTOEFLスコアが不要とうたっているコミュニティカレッジでしょう。事前に英語を集中的に学ばずとも、日本の高校で学んだ英語だけでコミュニティカレッジへと出願し、許可を得てアメリカへと渡航できます。

 

しかし英語力不要のコミュニティカレッジに通う場合、デメリットもあるため注意が必要です。入学してからすぐにある、学校指定のオリエンテーションに参加して英語力が十分ではないと判断された場合、卒業に必要のない英語科目の履修が必要となってしまいます。

 

オリエンテーションの際の学力テストによって、選択できる単位が決まるのがコミュニティカレッジの仕組みです。英語を母国語としない学生が一般科目を履修する際、指定英語単位を取得していなければなりません。すなわち一般科目を履修するには、最低限の英語力が必要とされるという訳です。

 

英語力がないまま入学できたものの、せっかくアメリカ留学しても在学中に英語の勉強ばかりでは留学のメリットが薄くなってしまいます。アメリカに渡航しても語学力が身につかず、英語のクラスから抜け出せないまま卒業する羽目になるケースが多いことをよく覚えておいてください。

語学力不足を補う手段①大学付属語学コース

アメリカをはじめ、カナダやオーストラリアなどで開設されている4年制大学には付属の語学コースが用意されています。大学での正規課程に入学する上で、必要となる語学力を育成することを目的としたプログラムです。

 

語学コースから自動的に入学することはできないものの、現地にいながら大学進学を目指すといった方法をとれることがメリットです。海外での大学生活を体験したいといった要望も叶えてくれる、休学留学にもマッチした方法となっています。

 

大学付属語学コースの特徴として、進学目的であってもそうでなくても入学できる点が挙げられます。もちろんアメリカ留学の際の、大学進学の足がかりとすることも可能です。大抵の大学では英語力を問わない集中英語コースが開かれている他、進学準備・試験対策やアカデミックな英語など高い語学力を持つ人に向けたコースも存在します。

 

アメリカでは付属の語学コースであっても、学期制の形をとっています。年に数回にわたって入学日を設けられていますがオーストラリアでは5週ごと、アイルランドでは毎週ごとに入学可能です。大学や国ごとに異なるため、入学時期もしっかりチェックしておきましょう。

アメリカの大学付属語学学校一覧

語学力不足を補う手段②民間語学学校

キャンパス内に設置されている付属語学コースに対して、民間語学学校の多くは都市部のビル構内に設けられているのが特徴です。中にはキャンパスを持っている民間語学学校もありますが、ほとんどは付属語学コースのような大学施設は備わっていません。

 

その代わり、学生へのサポートやアクティビティなどサービス面で充実しています。学生に対して細かいケアを施してくれる学校が多いため、海外留学が初めてという方におすすめです。

 

民間語学学校には、オンキャンパス型といって大学内に設置されているものもあります。運営こそ民間語学学校ではあるものの、大学キャンパス内にあるため大学の施設が利用可能です。売店やカフェから、劇場までさまざまな施設を利用しながらサポートも充実しているといったように、両方の良い部分を兼ね備えている点がメリットです。加えて学期制を採用していないため、いつでも留学できるという点も魅力の1つと言えます。

 

社会人や休学のタイミングで学びたい人など、留学できる期間が限られているケースでもスケジュールを立てやすいです。ホスト校との関係性によっては、大学の授業を受講できたりもします。

 

また、民間語学学校のメリットとしては、複数のコミュニティカレッジと提携を結んでおり、指定のクラスを修了することにより提携カレッジに英語テストなしで入学できるパスウェイ制度が用意されている場合もあります。

コミュニティカレッジの入学時期

アメリカのコミュニティカレッジは、日本の学校のように新学期から入学しなければならないという訳ではないです。各学期のいずれのタイミングで入学しても問題ないため、計画を立てやすいのがメリットです。学校によっては、夏休み中に開かれるサマーセッションから入学可能な場合があります。

 

学期制を詳しく見ていくと、2学期制の場合は8月と1月の2つのタイミングで入学できます。8月スタートの方は秋、1月の方は春学期です。続いて4学期制の大学に関しては、4回も入学するタイミングがあります。9月開始の秋期に始まり1月の冬期、4月の春期と6月の夏学期といった風に続きます。年間で4回も入学する時期を選べるため、社会人や休学のタイミングを狙いたい方にも嬉しいシステムです。日本の高校を卒業してすぐに留学するのであれば、4月スタートのタイミングを狙うと良いでしょう。

 

同じように日本の進学システムに上手く組み込みたい場合は、4年制の春学期に入学して翌年の冬学期まで受講する、4学期のスケジュールを立てれば良いです。自身の進学スタイルと、入学時期がマッチするよう上手くコントロールしましょう。

コミュニティカレッジへの入学準備について

コミュニティカレッジに入学するための準備として、最初に行うのが下調べです。アメリカ国内で1,200校以上にものぼるコミュニティカレッジの中から、自分に合ったカレッジを探す必要があります。

 

高校を卒業して、翌月の4月からシームレスに入学するのであれば出願準備は早めに完了しておいた方が良いです。特に日本の大学の受験も一緒に行うのであれば、高校3年生の10〜12月頃に終わらせておくと年明けの受験の妨げになりません。

 

必要な書類は高校卒業見込みの証明書と銀行口座の残高証明、成績証明書の3つです。いずれも日本語ではなく、英語での表記が必須となります。先生に相談して、早めに証明書の発行を依頼しておくことが大切です。

 

出願の目安としては、高校3年生の1月頃までがタイミングとなるでしょう。また留学には必須となる、学生ビザの取得も必要となります。申請のための書類作成や、届出の提出のために大使館に出向いたりとすぐには発行されないため、こちらも事前に準備しておくことが大切です。

 

カレッジによっては語学力の証明が必要となるため、その場合は入学までに証明のためのテストを受けてスコアを取得する必要があります。

入学手続きが済んだら滞在先の申し込み

出願の際に必要な書類を送り入学の許可が出て、学生ビザも取得すればいよいよ留学の先の滞在先の確保です。入学許可が出たらすぐに、ビザと一緒に手続きを行っておく必要があります。ビザの場合は取得までに時間がかかるからですが、滞在先に関しては入学シーズンが近付くにつれて住居が埋まってしまうことが理由です。せっかく入学の許可がおりたのに、渡航しても滞在先がないといった事態にならないよう注意しましょう。

 

滞在方法すなわちハウジングは、各コミュニティカレッジによって選択肢が異なることを覚えておいてください。

 

学生寮を運営している大学であれば、入寮の申し込みおよび手続きを行います。ホームステイしか手段がない場合であれば、ホームステイ先を探すことから始めなくてはなりません。なおホームステイの場合は大学とホームステイを仲介する会社が異なる場合があるため、こちらも注意点です。

 

もちろん学生寮に入る費用や、ホームステイ会社へと支払う費用も念頭に置いた上で作業を進める必要があります。エリアによっては滞在方法がアパート住まいとなる場合もあり、カレッジを探す下調べの段階でその点も把握しておくことが大切です。

まとめ

語学力に自信がなくても入学しやすく、編入に強い学校を選べば将来の選択肢が大きく広がるのがコミュニティカレッジの魅力です。ただ最低限の英語力があった方がスムーズに一般科目を専攻できるため、私立語学学校や付属語学学校から入るのも1つの方法と言えます。

アメリカ留学するならコミュニティカレッジから大学編入がおすすめ

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

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